日本よ、これがインド映画だ!本気のインド映画『チェイス!』を観てきた感想
(投稿日:2014年12月07日)『きっと、うまくいく』のあまりのおもしろさにインド映画の虜になり、近所のTSUTAYAにあるものはたぶん全部観ました。そんな個人的インドブームの最中に、アーミル・カーン(『きっと、うまくいく』のランチョー)主演の新作が公開!これは観に行くしかありません。
本作の原題は『DHOON3』ってことで、実はシリーズ3作品目ですが、一部の登場人物が同じなだけでストーリーのつながりはないそうなのでご安心ください。
『チェイス!』公開記念!『チェイス!』に繋がる前2作『Dhoom』『Dhoom2』をご紹介! – メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
iTunes Storeで旧作見つけたけど、字幕ないとキツイよなぁ…
あらすじ
マジックとダンスを融合させたゴージャスなサーカスで人々を魅了するグレート・インド・サーカス。その団長マーカスには裏の顔があった。父を破滅させた銀行に復讐するため、銀行強盗を繰り返す金庫破りだったのだ。さまざまな奇術を使い神出鬼没のマーカスを警察は止めることができるのか?
みどころ
格闘、カーチェイス、イリュージョン、ダンス、冒頭からとにかく見せ場、決めシーンの連続でテンションは上がりっぱなし。本作は165分ととても長いのですが、本当に「えっ、もう終わり?!」ってくらいあっという間に感じられました。それくらい時間を忘れて夢中になれます。
やり過ぎバイクアクション
『チェイス』ってタイトルだけあって、バイクチェイスシーンが目白押し。BMWのK1300RとS1000RRが迫力のバトルを繰り広げます。ちょっとやり過ぎなところもあって思わず「なんじそりゃ!」って突っ込まずにはいられません。そのやり過ぎぶりにはきっとインド人もびっくり!
テンション上がったらとりあえずダンス!
インド映画といえば楽しみなのがダンスシーン!恋に落ちたり、愛を手に入れたり、その他ターニングポイントでは必ず踊る!しかも踊るのはまるまる1曲!そりゃ映画も長くなりますわ。でも、劇場の大画面で観るダンスシーンは迫力満点!すごいテンション上がります。本作はちょっとダンス少なめだったのが心残りです。
鮮やかなトリック
サーカスが舞台ということもあって、鮮やかなトリックもみどころ。厳重に警備された銀行に忍び込むところは『ミッション・インポッシブル』も顔負け。ちょっと王道過ぎて先が読めちゃうところもあるけど、それはそれで楽しめます。
個人的な感想
インド映画はいつか劇場の大画面で観たいと思っていたので、やっと劇場で観れた!という満足感に包まれています。やっぱり大画面で観るダンスシーンはイイ!
本作はわりと先の読める展開でオチもある程度予想できちゃいましたが、それでも全然楽しめちゃうのが不思議。やっぱそう来ますかー、ですよねー、なんて思いながらもニヤニヤが止まらない。そんなハッピーなひとときでした。
インド映画を観よう!
インド映画ってだけで敬遠していませんか?ひと昔前の『ムトゥ 踊るマハラジャ』のイメージで止まってませんか?いまのインド映画はむちゃくちゃ進化しています。脚本も、アクションも、VFXも、セクシーさもハリウッド級(一部は越えてるかも)です。いまインド映画を観ないのは損ですよ。
とりあえず『きっと、うまくいく』を観ればインド映画のイメージが変わります。そして、『ロボット』『タイガー 伝説のスパイ』あたりを見た日には、きっとあなたもボリウッドの虜…