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最新の科学理論を浴びろ!『インターステラー』を観てきた感想

最新の科学理論を浴びろ!『インターステラー』を観てきた感想

『ダークナイト』『インセプション』でおなじみのクリストファー・ノーラン監督が『2001年宇宙の旅』的なハードSFを撮ったと言われたら観に行かないわけにはいきません!

あらすじ

近未来、地球環境が悪化し人類は滅亡の危機に瀕していた。そんなある日、クーパーは不思議な重力変動に導かれて謎の施設に辿り着く。入植可能な惑星を探す宇宙探索ミッションに参加を求められたクーパーだが、参加すればいつ帰還できるかもわからない。それでも人類存続のためクーパーは宇宙へと旅立つ。

みどころ

ゴリゴリのハードSF

ワームホール、特異点、ウラシマ効果、5次元などなど、SF要素がこれでもかってくらい登場しますが、ただの空想物語ではありません。本作に出てくる理論(黒板に書かれた数式でさえも)は、物理学者のキップ・ソーンが科学コンサルタントを担当、最新の科学に基づいて描かれています。もうこれはScience FictionじゃなくてScience Factです。

脳にくる説得力のある科学映像

ゴリゴリのハードSFですが心配はいりません。詳しい理論はわかんなくても(ほとんど説明ないし)、映像が全てを語ってくれます。詳しくはわかんなくてもなんかスゲーの連続です。科学の映像シャワーが気持ちいい!

愛すべきカマボコ野郎

SFモノといえば楽しみなのがハイテク製品ですが、今作の目玉は人工知能TARS。最初は「なにこのカマボコ野郎」って思ったけど、その活躍ぶりにラストではキュンキュンくるほど愛らしく思えます。

映画を貫く普遍のテーマ

恋人への愛、親子愛、そして人類愛、本作で描かれるのは愛です。愛こそは全ての力の源なのさ。

個人的な感想(ちょっとだけネタバレあり)

かなり期待値高めで劇場に臨みましたが、余裕で越えてきましたね。迫力のシーンの連続でずっと口がひらきっぱなし、あっという間の3時間でした。おかげで咽カピカピです。これはぜひ映画で体験してください。

あえて難癖つけるなら、科学映像パートは完璧なだけに、ドラマパートの甘さ(ご都合主義)が鼻につく感じ。個人的にはクーパーは帰って来れないくらいの方が宇宙の絶望的なスケール感があって好みかも。最後のアメリアのくだりも全部いらない(愛の力の全否定w)。

本作のおかげで自分のなかのSF概念がいろいろアップデートされました。

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